8.2.2 ガイド:エリアプロダクトオーナー(APO)
#LeSS本
LeSS でプロダクトオーナーを見つけるのと同じ基準で、エリアプロダクトオーナーを見つける必要がある(参考: 8.1.1 ガイド:誰がプロダクトオーナーになるべきか?)
エリアプロダクトオーナーは、全体のプロダクトオーナーと同じ権限は持っていない
全体のプロダクトオーナーにだけある権限
プロダクト全体の方向性を決める権限
出荷時期を決める権限
要求エリアを徐々に終わらせたり、終了させたりする権限
全体のプロダクトオーナーから、可能な限りそのエリアのエリアプロダクトオーナーにビジョンと優先順位付けの責任と権限を移譲したほうがよい
APO について、特に注意が必要なこと
小さなエリアが「間違った」エリアプロダクトオーナーの原因となる
通常の要求エリアには、 4 つ以上のチームがある(特別な場合については 4.2.2 ガイド:要求エリアのダイナミクスを参照)
1 つまたは 2 つのチームで構成される小さなエリアの APO の役割は、アイテムの明確化役、ある種のアナリストまたは仕様書ライターに変わってしまう
本来であれば、主要な市場エリアに向けて戦略的かつ利益に重視する人物であるべき
アジリティと雇用の安全性
要求エリアは、変化する巨大な機会を反映して、時間をかけてゆっくりと変化していく必要がある
(エリアプロダクトオーナーを含む)減退するエリアの人々が自分たちの仕事に不安を感じている場合、抵抗と透明性の低下が組織のアジリティに影響を及ぼす可能性がある
雇用の安全性の方針が必要となる
一時的な仮のエリアプロダクトオーナー
優れた真のエリアプロダクトオーナーを見つけるには時間が掛かるかもしれないので、専門的なビジネスの洞察や責任をもたない代理の人で迅速に開始することがある
この人はできるだけ早く交代させる必要がある(参考: 8.1.2 ガイド:一時的な仮のプロダクトオーナーと早めに、または適当に始める)