4.1.6 ガイド:複数拠点での LeSS
プロダクト開発は同じ拠点で行うのが最善だが、複数の拠点があっても良い(おすすめではない)理由もある
拠点戦略に適用したほうが良い原理・原則
拠点を減らす
外部の要因で複数拠点が避けられない場合でも、可能な限り同一ロケーションに配置するという方針を採るべき
より小さい拠点を閉じる
少なくとも時差を減らす
時差を減らす
時差を克服する唯一の方法は「勤務時間をずらすこと」だが、ほとんどのチームはそうしたくないので、時差があるとコミュニケーションが 1 日遅れる
チーム全員が同一ロケーション
チームメンバーはチームの仕事の責任を共有するために強い信頼が必要だが、直接対話もしない人を信頼するのは困難であると知られている
お互いに学び合うためにも、一緒にいる必要がある
機能スキルに専門化した拠点をもたない
開発の拠点とテストの拠点が別れている場合、全てのクロスファンクショナルチームが複数拠点にメンバーをもつことになるため、 LeSS ではうまくいかない
コンポーネントに特化した拠点を持たない
機能スキルに専門化した拠点をもたない と同様に、フィーチャーチームを採用する際はうまくいかない