4.1 LeSS での顧客価値による組織づくり
組織づくりに関する原理・原則
顧客中心
小規模な 1 チームのプロダクトでは、顧客価値によって組織化するのは当たり前のことである。では、スケールしても顧客中心を維持するにはどうしたら良いか?
チームが増えるほど、大規模な開発マシンの歯車になってしまう
顧客がどのようにプロダクトを使用するのか、そもそも顧客が実際に誰であるのかわからない状況になりやすい
大規模スクラムはスクラム
大規模なスクラムを小さなスクラムのようにシンプルに保つのはどうしたら良いか?
会社の成長に伴って「プロのマネジメント」を取り入れ、プロジェクト、プログラム、ポートフォリオやその他の管理規則などを取り入れ、階層化するようになった結果、素晴らしいプロダクトを構築するという会社の中核を壊すこともある
システム思考とプロダクト全体思考
よりプロダクト全体を考え、顧客価値の提供を追求する組織を構成するためには、どうしたら良いか?
従来の組織は部分最適を追求するように構成されることが多い(e.g. 個人のアウトプットの最大化の飽くなき追求)
LeSS ルール
code: LeSS ルール
実際のチームを基本的な単位としてブロックを組み立てるように組織を構成します。
各チームは、 (1) 自己管理、 (2) クロスファンクショナル、 (3) 同一ローケーション、 (4) 長期間存続 とします。
チームの大半は顧客中心のフィーチャーチームです。