11.1.3 ガイド:複数チーム PBR
複数チームでやる目的
組織のアジリティを高める
「この PBI は特定のチームでしか実装できない」という制約をなくすことで、 PO が市場の変化などに応じて色々とアイテムの順序を変更できるようにする
プロダクト全体思考と知識を高める
複数チームで実施することによって、 (1) 多様なアイテムに触れ、 (2) 他のチームの知識に触れることができる。これにより、広範なドメイン知識を獲得できる
広範なドメイン知識を獲得することで、全体に注目して理解する, 見る能力を高める
調整の促進
他のチームが知っていることや行っていることを詳細にチームに伝えることで、調整と作業を共有する能力が向上する
やること
どのチームがどのアイテムを実装するかを決めずに、一連のアイテムを一緒にリファインメントする
チームにアイテムを割り当てることは将来のスプリントプランニングまで先延ばしにする
期待する効果
組織のアジリティを高め、プロダクト全体に対する広い知識を身につける
これにより、自己組織的な調整を促進する
参加者
2 チーム以上の すべて のメンバー
顧客/ユーザー 及び 関係するステークホルダー
複数チームで実施するときのテクニック
チームを混ぜる
各チームメンバーと一時的な混合グループを作る
このグループは毎回新しくするのが良い(多様性と相互作用を高めるため)
リファインメントのローテーション
各混合グループは同じ部屋の違う作業所で別(または同じ)アイテムを別々にリファインメントする
決められたタイムボックス(e.g. 30 分)の間リファインメントし、時間が来たらすべてのグループが次の作業場(またはリファインメントされた関連アイテム)に移る
新しく入ってきたグループが現在のリファインメントの理解を助けるため、 1, 2 人は残る
残るのは、顧客/ユーザー 及び 関係するステークホルダー
分散と統合のサイクル
各チーム(ここは混合ではないもの)は別の(または同じ)アイテムをリファインメントするため、部屋の別の場所で別々に作業をする
時間をかけて理解を共有したり、質問をしたり、他の調整の機会を探す