類人猿の象徴化
カンジのような類人猿の一部は、実験環境においては上手に象徴を用いる。 単語あるいは単語の組み合わせを認識して正確に応じる。
コンピューターの画面上で器用に視覚的な象徴化を選べる。 だが?
自分自身の客観的なイメージを作るべく、象徴を心の中で操作することができるという意味なのか?
疑わしい。
一般に…
類人猿の象徴化の利用は足し算
概念の短い連結(「外」、「赤い」、「ボール」、「取る」)は理解できる 心の中の規則にしたがって概念を組み合わせ、新しい考えを生み出すことはしない。
つまり、実際に観察されるものではなく、可能性があるものにまで考えは及ばない。
象徴の羅列が長くなると急速に混乱する
最後には意味をなさなくなる。
チンパンジーの象徴を扱う能力は本質的に限ら れている