量子情報理論
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図: ベクトル表示での古典情報(ビット)と量子情報(量子ビット)との比較 ビットは上向き“0”または下向き“1”のいずれかの古典的状態を表すベクトルのみをとるが、量子ビットは上向き量子状態 |0> と下向き量子状態 |1> のみならず、これらの任意の量子力学的重ね合わせ状態をとることができるため、球面上どの向きのベクトルもとることができ、このように多様な状態をとることができることが、量子情報のパワーの源である。
出典
「情報は情報のみで存在し得るのか?」
これには情報自体を記憶させる物理的実在は必要ではないのかという疑問も内包しています。
でも「情報が物理的な何かに記憶されている」ということ自体も情報に過ぎません。
本当に実在的な何かに情報が書き込まれているのかは、永遠に分かりません。
重力場のエネルギー密度が座標変換で零にできる事実は、等価原理と関係してます。
重力はある点近傍の局所慣性座標系をとると消えます。
だからその場合には、その重力場のエネルギー密度もその点では零であるべきなのです。
重力場の空間的なエネルギー総量にだけは意味があるのですが、
この総量は興味深いことに、空間無限遠方の境界領域だけで評価できるのです。
エネルギー密度がある量の空間微分で書けるためです。
局所的な密度には意味がなく、
無限遠方の境界だけで評価されるその総量だけに意味がある重力場のエネルギーは、
空間無限遠方の境界に全ての情報が存在しているというその描像とマッチしているのです。