言語による相対化を超えうる東洋思想体系
百家争鳴
春秋戦国時代の活発な思想活動
荘周は儒家への苛烈な批判
儒家の言語による是非論、また、フレームの設定に対して、
荘周は言語による世界の分割と相対化に基づいた認識のあり方を否定し、
唯一絶対的な認識(天)への到達を説いた。
道の顕現を「物化」と呼んだ。
世界の万象は言語によって仮構された見せかけに過ぎず、
その深奥にはあらゆる差異を飲み込む普遍的本質がある。
人が蝶の夢を見るのも、蝶が人の夢を見るのも、
同じ本質(道)にある超越的な物事の現れ (物化)に過ぎない。
今日、計算機の処理 速度向上と統計的データ処理がもたらす自然化によって実装されつつある。