視覚系の基本的構造
視覚系の基本的構造
眼球から脳へと伝えられ,脳のさまざまな領域で視覚情報が処理・統合 されていく。
視覚系の入口である眼球の構造は遮光性になっており,
厚みの変化で焦点調節を行う。
光量を調整する絞りは、眼球では虹彩がその役割を担う
網膜の光感受性
* 錐体細胞(明所視)
明るいところで働き,色への感覚をもっている。
赤・緑・青の波長域に対応し光に応答する細胞に分かれ
各々の波長域の光が細胞で応答する割合を計算することで
特定の色として伝達される。
約600万個あり、網膜の中心部分に集中分布。
* 桿体細胞(暗所視)
暗いところで働き
明るさに対して高い感受性を持つ。色への感受性はない。
約1億2000万個ある,網膜の中心部分から周辺部に密に分布している。
つまり中心視は色に対する感受性が高いのに対し て、
周辺視は光の強さに対する感受性が高い。