理を記述する『場』コンピューテーショナル・フィールド
理を記述する『場』コンピューテーショナル・フィールド
このような「理」とされる関係性は、
コンピュータの上で解析的に生成されたホログラムによる「場」で捉えることができる。
このときホログラムとは、対象物と対象物の 関係性を記述する情報そのもの。
この人間と自然とコンピュータの相互通信のために必要になるのが、
コンピュータ制御可能な「場」だ。
直接的な感覚器を対象とする物理的定義としては、
光 の場、音の場、電波の場など、個別の〈場〉の理論がある。
物理現象を離れ数理的な情報空間になりうる「場の発想」。
こういった計算機物理場のことを、
僕は「コンピューテーショナル・フィールド」と呼んでいる。
長年、 応用物理分野で行われてきた場の発想と、
コンピュータに対する最適化対象として
解析的アプローチと統計的なアプローチがコンピューター上で一つになることで、
解析的な個別の関係(縁起そのもの)への介入が可能になった。(主体は計算機)