サリエンス
サリエンシー
ボトムアップ性注意を誘引する特性
Miyabi.icon認知している空間全体の感覚入力に対して、相対的に注意を誘因するような、感覚刺激 鬱や統合失調症では、動機サリエンスに異常が生じることがわかっている。 もし夜空に月が光っていれば月にすぐに目が向くだろう。これは月が目立つ(salient)からだ。
このように感覚刺激がボトムアップ性注意を誘引する特性を「サリエンシー」と呼ぶ。
夜の月がsalientであるのは周りの空と比べて明るいからであって、昼の月はsalientではない。つまり、サリエンシーは刺激の時間的または空間的配置によって決定づけられるものであって、その刺激自体の特性ではない。
明るいスクリーンに暗い部分があればそこはsalientになる。つまり刺激強度が高いこと(たとえば輝度が高いこと)とサリエンシーが高いことは等価ではない。
出典