【4-4】本研究の問題点と課題
本研究において考察で示した新たなクチコミ促進要因と抑制要因だが、本研究においては飲食店クチコミメディアとして実験した為、その他の題材のクチコミメディアにおいて同じ結果となると必ずしも言えない。期間が短いため、長期のスパンで行った場合に、また異なる結果が得られた可能性がある。
また、今回の研究では、なぜ被験者がつながりの強いクチコミメディアにおいて重要度の高い情報を開示したのかという明確な回答を得ることができなかった。
そして、今後の課題として、小規模でつながりが強いメディアにおいてクチコミ促進効果が得られることは実証できたが、本メディアのアンケートにおいて、長期の利用によって類似の情報ばかりが蓄積される可能性が挙げられた。この問題に対する対策は講じられていないため、今後も検討していきたい。