川合賞
川合賞はIPA非公認・未踏関係者公認の賞。川合 秀実が独自の基準で受賞者を決めている。 受賞記念品などの経費はすべて川合の私財によってまかなっており、選考にあたって他者の意見は一切考慮しない。
スーパークリエータの選考よりも前に受賞者は決定されている。
川合賞の目的:
カワイイズム的な開発は、現在ではほとんど意識されることはないが、しかしそういう開発スタイルが完全に失われてしまった世界は、それはそれでさびしいではないか。だから私設で賞を作り、一方的に表彰することにした。
ようするに川合は仲間がほしいだけなのかもしれない。
受賞者には以下の受賞記念マグカップが贈られる。
https://cybozushiki.cybozu.co.jp/HW020_ph03_x610.jpg
選考基準は以下の通り
基本的前提:
未踏ユース(現在では未踏)のクリエイターで最終成果報告会でよい内容の発表をすること。
内容が重要で、発表がうまいとかは関係ない。下手でもいい。
十分な成果が出なかったものは残念ながら対象外となる。
基本的に1グループしか受賞できない、該当なしの場合も多数ある。
カワイイズム:
OSASKのように、必要そうな機能を超コンパクトにまとめたものがある場合は、最も評価される。
旧世代のコンピュータでも動くように配慮したとか、そういう動機の改良も評価される。
お金のない人たちのためにという動機で非常な努力がある場合も評価する。
必要・不必要をもはや超越し、限界に挑戦するというのもいい。
世間一般が評価してくれないようなこだわりを私は高く評価する。・・・のであるが、結局、川合賞&スーパークリエータのダブル受賞になるケースは少なくない。
(ちなみに川合賞の選考のほうが先なので、真似してるのは向こうであって川合ではない)
余談:
一部では、スーパークリエータよりも権威のある賞とも言われている(冗談として)
→ 川合賞は毎回出るとは限らないし、出ても1グループだけだから
今までの受賞者:
2005 (該当なし)
2007 I (該当なし)
2007 II(該当なし)
2009上(準川合賞が2人)
(2010~2014についてはもう川合賞は時代にミスマッチ過ぎるのではないかと自省して、選考を自粛していた)