プロトタイプ理論
1970年代にエレノア・ロッシュらによって提唱された
カテゴリーに関する基本的な考え方
人間が実際にもつカテゴリーは、必要十分条件で規定される古典的カテゴリーではない
具体的な例:「鳥」というカテゴリー
想起される典型事例:カラスやスズメなど、空を飛ぶ小動物
典型事例から外れるもの:ダチョウやペンギンなど
関連する現象と概念
理想化認知モデル:特別な文脈上の理由がないかぎりデフォルトとして仮定される状況(例:「鳥は飛ぶ」) 言語学上の概念への応用
名詞や動詞のような品詞も、境界は明確でなく、プロトタイプ的カテゴリーの考え方が適用される
それぞれ典型的なメンバーと、非典型的・周辺的なメンバーを持つとされる