【推しの子】 ~二人のエチュード~
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【小説版登場!】「アンタって昔からそう。正直、本っ当に気に食わなかったのよね」 有馬かなと黒川あかねは、来月出演するW主演舞台の稽古として即興劇を演じていた。映画「15年の嘘」から時が経ち、お互い実力派若手女優と称されるまでになったが、相変わらず仲は悪い。結果、稽古のはずがただの罵り合いになってしまっていた。舞台の先行きを不安に思う二人だったが、ふと過去に共に挑んだ“ある舞台のオーディション”を思い出す。それは二人の関係が、今へと至るきっかけとなった出来事で…!? 有馬かなと黒川あかねの過去と未来を描いた小説版第2弾!!
原作終了から数年後の話
思い出のように過去のオーディションを語る
黒川あかねが有馬かなから浴びせられた言葉でスランプ
有馬かなは作中最強クラスの毒親ママのせいでオーディション参加のために土下座 いやー、きついっす
黒川あかねというキャラと有馬かなというキャラの人格形成がどのように行われたのかが、丁寧に描かれている
外法だろうと何だろうと、アクアを蘇らせられる可能性があるならどこまでも探求 その可能性が完全にないと納得できるまで失恋を受け入れられない
納得させられる材料を求めている
私を諦めさせてみろ
ラスボスかな?
作中で、主体性がないと有間かなに言われていたことと繋がる
真似っこが得意=役者向き
自分自身で最終的な決断を下せないから「無理だ」と理解できる後押しが必要
到達するかもしれないし、到達できないかもしれない微妙な状態だから余計に執着している
格式高い社家同士の間に生まれた名前がない子
原作が頭とケツだけ決めてライブ感で風呂敷を広げたことに対し、その中身をしっかり埋めてくれる小説
最後で細かいところをぶん投げてダイジェストで畳んだ作品だからこそ、こういう小説の存在はありがたい