20200601 オンライン授業の弊害
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オンライン授業が本学でも始まって,これで1ヶ月弱経った。授業自体には,おそらく学生も慣れてきているのだろうが,弊害もいろいろと出てきている。例えば,課題の多さだ。
学生と面談する中で出てきた意見だが,とにかく課題が多いというのだ。本学の学生は1週間のコマがほとんど埋まっている。つまり,約20コマだ。そのほとんどの授業で,毎回課題が出ているのである。今日は4コマの授業があった。そうすると4つの課題が出される。そうしたことが毎日繰り返されるので,結局はその日のうちにその日の分の課題を消化しなければならない。そうすると,課題を終えるのに11時,12時くらいになってしまうというのだ。土日も課題をこなすこともあるそうだ。心配していたことが実際に起こっている,ということか。
課題が多くなるだろうということは,オンライン授業を始める前から予想されていたことだ。そのため,課題の量を控えようという意見は当然ながら交わされていた。しかし,実際始まってみると,教員としては学生との繋がりを確認するためにも,課題を出してしまうのだろう。その課題が短時間で済むものならまだいいのだろうが,時間のかかるものが次々に課されると,それは大変だろうな。また,キーボード操作の苦手な学生にとっては,これまた大変のものである。
教員にとっては週6〜8コマの授業である。学生の一人ひとりに課題を出し,きめ細かに対応している,と思うだろう。しかし,学生からすれば,履修している授業担当の教員から次々に課題が出されることになる。この課題の量の多さは,対面授業の時にでさえ問題になっていたのだ。オンライン授業では尚更だろう。
オンライン授業にお互いに慣れてきた時期だからこそ,こうした弊害が出てくると思う。これは教員側の問題だ。考慮すべきことだと思う。