20200325 来年度への対応が難しい
新型コロナウイルスが猛威を奮っており、教育界もそれへの対応に右往左往している。難しい問題はいろいろあるのだが、まずは差し迫って自分の足元の課題をクリアしていかなければならない。
本学は新年度の授業の開始を4月20日まで延期することを決定した。私が新年度から非常勤講師を務める新潟大学も同様の措置をとる。これにより、来年度の授業は本学の場合は1週間遅れてスタートすることになったわけだ。これに合わせて前期の授業の終わりも遅れることになるのではないだろうか。そうなると、日程の調整がいろいろと必要になってくるだろう。
それに加えて、授業内容も大きく見直さなければならなくなるかもしれない。何しろ、狭い場所で多くの人を長時間いさせてはいけない、というのだから、学校における教室など容易にその禁止条件に当てはまる。そこで、注目されているのがオンラインによる授業である。しかし、今まで行ってきた授業を単純にオンラインに移せるわけではない。そこにはインストラクショナル・デザインを大いに活用した授業設計がなされなければならない。
そして、最も重大なのは、私の今までの授業スタイルは対面授業を大前提としたものばかりであることだ。RWやWWをそのままの形でオンラインで行うことは難しいだろう。大きな工夫が必要になる。また絵本の読み聞かせも、対面授業であればこそだ。それを禁じられた場合、どのような対応ができるか、正直言って今のところは全く頭に浮かばない。かなり難しい課題となるだろう。
授業開始が延期され、準備期間は幸いにして確保できると言える。しかし、それだけの期間で準備し切れるか、難しいところだ。