20200303 娘の中学校の卒業式に参加した
本日の午前中、娘の中学校の卒業式に参加しました。実は、この卒業式には参加しないつもりでした。次男の卒業式の時、その儀式や卒業生による合唱などの演出の嘘くささが鼻について、金輪際こうした卒業式には参加しないと決めていました。私はこうしたあざとく感じる演出が大嫌いなのです。しかし、娘にとっては1回きりの経験だし、節を折って参加しました。
折しも新型コロナウイルスの影響で、式次第は短縮され、在校生や来賓がいない状態で卒業式は行われました。しかし、そのせいか、私にとっては嘘くささのない、引き締まった式だと感じました。いやぁ、参加してよかった。久しぶりに卒業というイベントを堪能しました。自分の子どもの卒業式で良かったと思えたのは良いことでした。学年主任が選曲したという合唱曲の2曲目「群青」が良かった。あれが全てを象徴し、また引き締めていました。
面白かったのは、すべてのことを終えて教室から出てきた中学生たちが玄関先で友人たちと別れを惜しみ合っている姿です。スマートフォンをかざして写真を撮る姿が目立ちました。初めは同性の友達と写真を撮り合っていましたが、次第に異性の友人も交えての撮影となりました。その変化が面白かった。10代だなぁ、と感心しました。
と喜んでいたら、本学の卒業式が中止になったという知らせを受けました。致し方ないこととはいえ、残念です。卒業生の諸君には、その人生に祝福あれ、と祈らざるを得ません。