20190514 読み聞かせ実習の準備
今週木曜日の言葉指導法Ⅱでは読み聞かせ実習の後半を行う。前半は4月25日だったから、実に3週間ぶりである。連休で1回お休みし、先週は本学の行事で授業がなかった。実は、この2回の授業での実習の前後にアンケート調査を学生に依頼している。あまり間が空いてしまうとアンケート調査の精度が落ちてしまうのだけれど、致し方ない。まあ、今回の結果はどうだったかと確認するだけでも、調査の意味合いはあると思うが。
学生は3クラスに分かれているが、それぞれに別々の読み聞かせ方法を紹介し、練習させ、そして実習させている。1つは通常の読み聞かせ、もう1つは考え聞かせ、もう1つは対話読み聞かせである。これらの読み聞かせ方を自分で実演し、また友人の読み聞かせを聞いた後、学生の読み聞かせに対する考え方がどう変化するか(あるいはしないのか)を計測しようとしている。これを調査することで、3つの読み聞かせ方の特徴を考察したい。昨年のプレ調査では、考え聞かせが学生にとって馴染みにくいものであることが示唆されている。それを確認したいとともに、その解決策も考察してみたい。そして、この結果を6月2日の全国大学国語教育学会茨城大会で発表しようとしている。授業と研究と発表準備とが並行して進んでいる、なかなか綱渡り的でスリリングな毎日を過ごしている。 さて、学生たちは読み聞かせの準備をしてくれるかな。何しろ3週間ぶりだ。読み聞かせ方を紹介した時の熱は冷めてしまっていると考えていいだろう。本日、学生たちに実習への準備に取り組むようメールで指示した。どれくらい準備してきてくれるか、そして、明後日の授業でどれくらいその熱情を思い出してくれるか、不安ながらも楽しみである。