20190508 Scrapboxを授業で使う計画
今日は、Scrapboxを授業で使うための設定をしていた。
私の担当する教養Ⅰ(国語)ではリーディング・ワークショップを展開しようとしている。今週からいよいよリーディング・ワークショップを実施する予定だ。今回はノン・フィクションを読むことをテーマとし、新書などの本を用意して来させ、授業時間内で読ませようとしている。その際に、自分が読んでいる本についての読書ノートをつけさせようと考えている。この読書ノートにScrapboxを使うのである。 ノン・フィクションを読むのならば、読書ノートを書くのは良い方法だろう。読書ノートといっても特別なものではない。読む本のタイトル、著者名、出版社名、発行年月日を書くのはもちろんである。Scrapboxなら画像を手軽に掲示できるので、Amazon等から本の表紙の画像を入手し、Scrapboxに貼り付けさせれば良いだろう。そして、読み進めていくと同時に、自分の関心を引く箇所、抜き書きしたい箇所をScrapboxに抜き書きさせるのである。該当ページ数も書かせておく。それを次々に積み重ねさせるのだ。
抜き書きする箇所はどのような場所でも良い。当面はこうした方法に慣れさせるために、あまり制約はかけないようにしたい。本来はその本を読む目的を確認させ、その目的に資する箇所を探させ、引用させていくべきだろう。しかし、それは学生にはまだ慣れていない方法であろう。まずは本を読み、自分の気に入った箇所・関心を引いた箇所を抜き書きする。しばらくはそれでいいのではないか。
こうした個別自由読書をしばらく続け、前期の終わり頃に読んできた本を用いてのブックトークをさせる予定である。その際、ブックトークで話すことの原稿を、同じくScrapboxで書かせる。この原稿を友人同士でチェックさせ、ペア・フィードバックをさせる。その後で、実際にブックトークを学生同士でさせるのだ。 今週の授業は、これらの計画のスタート段階である。学生全員にScrapboxを紹介し、私の用意したプロジェクトに参加させる。そして、自分のページを作成させ、使い方を説明した上で、少し使わせてみるのだ。しかし、そのプロジェクトを準備していたのだが、まだまだScrapboxについて自分自身がよく分かっていないところがあるので、準備にひどく手間取っていた。私も、おそらく学生と同様に、試行錯誤を繰り返しながら手探りでScrapboxを使って行くことになるだろう。さて、どんな授業になるか、不安とともに期待している。