2024/9/22
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こっそり映画を見ました。
ルックバックです。
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ネタバレ感想です。
表情の描画表現が凄まじかったです。藤野は京本の存在があったからこそ描きつづけたし、京本も藤野の存在があったからこそ「生きる」ことができたと推察しました。京本の存在が許せずに負けじと描き続ける藤野も、連載でアシスタントの雇用を裁く藤野も、必死な形相で描き続ける藤野も、パラレルワールドで大人になって丸くなりつつも変わらず意地っ張りな藤野も、京本の家から帰って粛々と日夜問わずペンタブに向き合い続ける藤野もよかったです。
スケッチブックがカラーボックスに重なっていったり、京本の家では廊下に山積みになっていたりしていたのは堪えました。
藤野に対面しおじけづき恥じらいながらも想いを伝える京本も、藤野に手を引かれ目が輝いている京本も、美大への憧れを隠しきれない想いを伝える京本もよかったです。
京本の4コマの描写力に素直に衝撃を受ける藤野も、隣の男子に比べるとたいしたことないと言われたことを大げさに思い出して怒りの形相で走り出す藤野も、京本に漫画の天才といわれ堪えきれずにぶっきらぼうなスキップをする藤野もよかったです。