HCDサイクルとは
■ユーザービリティとは
・有効さ
ユーザーが指定された目標を達成する上での正確さ、完全性のことを表してます。便利なスマホでも、細かい字が見えにくい場合は古い電話機の方が有効な場合があります。
・効率
ユーザーが目標を達成する際に、正確さと完全性に費やした資源のことを表しています。いくら良い製品でも、それを使い始めるまでに時間や手間がかかってしまうと、結果として使いにくさに繋がってしまいます。
(EX.プリンターを買った⇒設置した⇒マニュアル読まないと使えないetc..)
・満足度
製品を使用する際の不快感のなさ及び、肯定的な態度のことを表している。例えば、大事な撮影シーンに限って、ビデオのバッテリーが切れたりすると次からはもう使いたくなくなってしまいます。
■HCDサイクルとは
HCDは、人間を中心に据えた開発プロセスの概念になっている。企業活動にはPDCAサイクル(Plan⇒Do⇒Check⇒Act)があり、HCDはそのサイクルに類似して、タスクやプロジェクトの代わりに利用者をすえるものになっています。
そして、具体的にユーザーの意図をくみ取るまでの考え方に関して紹介します。
■ビジョンや方向性を検討する手順とツール
また、このような考え方はビジョンや方向性を検討する手順とツールを表しています。
例えば、下記になっています。
※上に行くほど「発散」(多様な情報を増やしていく)
①テーマに対する多様な要素(背景・体験・認識)を集める
ex.ブレーンストーミング
②解決に関係する要素を多角的に分類する
神話図法(KJ法):関係がある項目を概念的にまとめ上げていく。
③解決を困難にしている要素から現状を俯瞰する
2×2(2軸図):2つの概念を使って項目を整理する
④現状とは違う解決の方向性やビジョンを探る
構造シフト発想法:現状とは違う望ましい状態への変化を探る
◎例えば新ビックマックとか..👇
https://gyazo.com/cefcdcaf005bb5f28df87576423404ad
↳二律背反(トレードオフ)の関係にあるものを一気に解決することを目指す
※下に行くほど「収束」を表している(全然違う関係性の内容をまとめていく)