ユーザビリティの定義について考える
ユーザビリティは、情報システムや消費者製品業界などさまざまな業界で取り扱われている。
この概念は、Jackob Nielsenが“Usability Engineering (1993)”の中 で用いた概念であり,その影響を受けた国際標準 も少なくない。
ただし,人間工学の国際標準であるISO9241- 11:1998では「ユーザビリティ(使用性)」の適用 範囲を「VDT(Visual Display Terminal)を用いたオ フィス作業」としたため,製品,システム,延い てはサービスにまで幅広く適用できる「ユーザビ リティ」の定義や概念が,人間工学分野の日本工 業規格に20年間存在しなかった。
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特定のユーザが特定の利用状況において,システム,製品又はサービスを利用する際に,効果, 効率及び満足を伴って特定の目標を達成する度合いを表している。
効果:ユーザが特定の目標を達成する際の正確性及び完全性
効率:達成された結果に関連して費やした資源。
※注釈1 典型的な資源は,時間,人間の労力,コスト及び材料を含む
満足:システム,製品又はサービスの利用に起因するユーザのニーズ及び期待が満たされている程度に関するユーザの身体的,認知的及び感情的な受け止め方
※注釈1 満足は,実際の利用に起因するユーザエクスペリエンスがユーザのニーズ及び期待を
満たしている程度を含む
※注釈2 利用前の期待は,実際の利用に伴う満足に影響を与える可能性がある 注釈3 身体的,認知的及び感情的な反応を満足の測定に利用する場合がある
■インサイトとは?
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インサイトはユーザーの考え方や自社の技術をまとめた後に、潜在的ニーズとニアリーイコールで成立するものである。
また、その他にもエクストリームユーザーという「ターゲット層やペルソナの範囲内で極端な行動や性質を持つ人」も存在している。メインで調査すべきユーザーではないが、考え方や行動パターンなど一つの参考程度に調査してみるのも良いかもしれない。