01_食感コンセプトモデル
https://scrapbox.io/files/65979ab0bd8036002310196b.png
Style:Prototype
Cliants:none
Date:2022/12-2023/1/29
Venue:砂箱(下北ミカン)
Collaboration:Ryosuke Wakasugi #Bytebites 、 Kei Ichikawa(IACILS) コンピュテーショナル食感デザインのための食感コンセプトモデルを3種制作した。3Dフードプリンターで成形され、素材はいずれも味や硬さ、食感を自在につくり出せるライスジュレを使用した。
人工生命発酵
生命活動を模した動きをするアルゴリズムが、CGモデルを削り取る過程で生成する構造を、生物の代謝によって利益を享受する発酵に見立てた食感をイメージ。
試食者の感想 調理法:焼き
「大学2年の正月、仕送りの餅を一人で焼いて食う。淋しさと表層的なハレの日を味わった。口の中がワンルーム」
極小曲面構造体
面積を局所的に最小化した極小曲面を構造体化。見た目は大きいけど、食べた感じがしない食感の“ゼロカロリー”を目指す。
試食者の感想 調理法:焼き
「ファーストバイトは砂場に足を踏み入れたような心地よい、サワっという軽やかさ。ミッドは強いもちもち感が主役の座を勝ち取るが、サクサク感も負けじと主張する。アフターは、歯に詰まった残骸のもちもち感を前に、人間は何も成すすべがない」
負ポアソン比構造体
材料を垂直方向に押すと、横に広がらず垂直に縮まる構造体。つまり、押しつぶすと薄くならず縮まる特性で、噛むことに連動し自ら縮まるので歯応えが追いついてこない。
試食者の感想 調理法:焼き/茶漬けトッピング
「脇役だけが集められた。主役がいなくて困った。悪くはないが、やっぱ我々は脇役か…というちょっと気まずい空気が漂う」