IPスプーフィング
IPスプーフィング対策まとめ
1.Ingressフィルタリング(入り口のフィルタ)
説明:自ネットワークから外に出ていくパケットの送信元IPアドレスが正しいかを確認し、偽装されたパケットをブロック。
導入例:インターネットサービスプロバイダ(ISP)が自社の顧客ネットワークの出口で適用。
実装基準:BCP 38(RFC 2827) に準拠。
2. Egressフィルタリング(出口のフィルタ)
説明:外部から入ってくるパケットの送信元IPアドレスが妥当かをチェック。
例:外部IPアドレスから内部ネットワークのIPアドレスを偽装しているパケットをブロック。
3. UDPベース通信のセキュリティ強化
DNSやSNMPなどUDPを使うサービスはスプーフィングされやすい。
対策:
クエリIDやソースポートのランダム化(DNS)
Rate limiting(DNSリクエスト制限)
DNSSECの導入(→ 正当な応答か検証可能)