35歳からの5年間をどう生きるか考えた
レギュレーション
タイトルで煽らない、かしこまった見出しもつけない、ウィッシュリストのせない、東亜飯店張らない、fromとtoを両方書く。職場崩壊を暴露しない。キラキラしない。これが私の求める退職エントリです。
あなた誰
元SIerの研究開発部署→ロボットベンチャーでUI開発
from: 株式会社アールティ
to: ロボットベンチャー企業B社
背景
2024/02から転の付く活動をしていた
軸
今まで培ってきた経験とスキルを活かして貢献できる
Webフロントエンド
ヒューマンロボットインタラクション
UI/UXデザイン
ロボティクス
マネジメント
透明性、心理的安全性の高い組織
家事、子供3人の育児と両立ができる待遇/労働環境
スタックチャンの活動を今後も発展させたい。何らかのシナジーが生まれる環境
2024/05現在、3社からオファーを受けている
A社
ロボティクスベンチャー
コミュニケーションロボットとプラットフォームを自社開発+受託
数々のユニークな製品を生み出している
ロボットがかわいい
B社
ロボティクスベンチャー
遠隔操作+自律移動のハイブリッド
RaaS(Robot as a Service)のWebプラットフォームに強み
ロボットがかわいい
C社
Webベンチャー
BtoC、BtoB向けSaaSを開発、提供
検索を軸とした技術に強み
どの会社もPMVVに深く共感できるし、有難いことに私の希望を最大限汲んだオファーを提示いただいた
そうなると決め手は「自分が何をやりたいか?」になってくる
めちゃくちゃ迷った
深堀り:そもそもなんでロボットをやりたかったか?
子供の頃からロボットが好き
人間のコミュニケーションに興味がある
「ロボットに人間臭い動きをさせてみたら楽しいし、学びがあるのでは?」
ヒトに寄り添う機械を作りたい
このために必要なことをとにかくなんでもやる
ソフトもハードも、プレイヤーもマネジメントも、組織に求められれば応えられる
ロボットがヒトっぽく振る舞う
開発者が理想とする関係性をロボットに投影する
ロボットが媒介となって人同士がコミュニケーションする
3人の子育てが体力的にしんどかった
家事、育児の大変さから開放されたい
特に育児は「大変な思いをした分、子供への愛情が深まる」という神話めいた言説があると思っている
親が昼寝する1時間だけでもいいので、安心して子供の命を預けられる仕組みが作れないか?
家事ロボット、育児ロボット
深堀り:A社
深堀り:B社
CEOは元SIer→スマホアプリ開発者→IoT受託開発→ロボットのスタートアップ
「元SIer」「ソフトウェア→ハードウェア」という点でシンパシーを感じた
IoTが出発点で、ロボットはThings同士を繋げるためのワイルドカード的な位置づけ
ロボットをUIの一形態として捉えている
社会実装に重きを置いている
ロボットと連携するWebプラットフォームに強みがある
ソフトとハードが融合する領域
スタートアップ創業当初「ロボット遠隔操作による家事支援サービス」が市場に受け入れられずピボットした経緯がある
家事ロボット…家事ロボット?ちょっと待って、それ私もやりたかったことですが??
同じ夢を持っている
深堀り:C社
なぜWebベンチャーに?
現職(ロボットベンチャー)にはロボットをやりたくて転した
ハードウェア、組込み、制御など新しい知識が身についた
一方、広範な業務に携わる中でソフトウェア技術の頭打ち感と「器用貧乏で終わってしまうのでは?」という不安が生まれた
私の立場からロボット開発を支えるためには、もっとUIとソフトのことを知る必要がある
UI/ソフトウェアエンジニアとして卓越するには今一度、IT業界に身を投じるべきでは?
ジャンプ漫画の修行フェーズ
前職の同僚の/niboshiさんが働いていて楽しそうだったので、findyからカジュアル面談に応募して話を聞いてみたら実際楽しくてあとはアレヨアレヨという感じ 話を聞いてみたらCTOとCFOは私と同い年で、さらにCFOの方は出身高校も一緒!ということでご縁を感じた
結論:B社
以前書いた「この先やってみたいこと」を改めて見返す
https://i.gyazo.com/0d5b4c4f8d39f7e139064a8eb9f918bf.png
現職で過ごした5年間の変化と、次の5年間の予想
ヒューマノイドとAIの開発競争が苛烈を極めている
ヒューマノイドに巨額の資本
SF的な期待と盛り上がりはあるけど、
企業、家庭向けの汎用ロボットを考えた時、二足歩行が車輪のコスパを上回る時代は本当に来るのか?
彼ら(ロボティクス研究者)はUXのことを本当に考えているのか?
生成AI→民主化!
いうても今は5%程度らしい
これから、多分5年後には生成AIを前提としたサービスが実社会に浸透していて、ロボットも例外ではないと思う
私は次の5年間で何がしたい?
以前描いた家事ロボットのビジョンの実現のために、ロボットに肉体労働や感情労働を任せられるようにしたい
5年先を見据えた最善手は?
器用貧乏→もう1回ソフトの修行だ!の発想、「私一人のスキルをどう磨くか」に閉じた話で、やりたいことの実現に対する視野が狭くない?
誰とコラボレーションして、どんなパスで社会に影響を与えられるかをもっと考えないと
個人のスキルに関して言うと経験の希少性を軽視すべきではない
→→引き続き、ヒューマンロボットインタラクションの最前線で毎日悩み抜いて、ユーザに受け入れられるサービスを作りたいと思う
「ヒトに寄り添う機械」を軸としたソフト・ハード複合領域での経験が私の核になる
「器用貧乏」になるリスクは変わらずある。
やりたいことがここまで明確になったのだから、Webに出戻って遠回りをする必要は無いし、もう迷っている暇は無い