『意味の変容』森敦
難解な...これは私小説なんだろうか。
菊池寛に見出され横光利一に師事し文学を志すが、途中で挫折し各地を放浪しながら暮らす。光学機械工場、ダム建設現場、印刷工場で働く中で思索を深め、独自の倫理観を軸に執筆されたのがこの本。内部と外部、それらをなす境界など、目に見えない概念を数学の手法でもって説いてゆく。
私の理解力が乏しいのがわるいんだがはっきり言って意味不明。難しい。こういう類の本はしばらく置いて何年後かにもう一度読んでみると感触が変わって感じられる気がする。