『妄想科学小説』赤瀬川源平
・昭和の匂いのする不条理SS集ですごく面白い。自宅の風呂や便所や廊下が町をまたがり電車にのって移動する都市型分散生活、電柱に貼られた「紛失した千円札探してます」の貼り紙、銭湯の出前...。
・ただ痴漢にまつわる話があってそれが本当〜に胸くそ悪い。書かれたのが70年代なので当時そういう認識だったのは理解してるがその他の話が良かっただけに残念。表紙と挿絵も良いのに...。エンカウントは色々消耗してしまうからできるだけ避けたいが難しいね..。