『みちのくの人形たち』深沢七郎
・知人を訪ねた山奥の山村で目にしたお産のある家で屏風を逆さに立てる奇妙な風習、博多人形の裏の空洞を覗く男たち、大雪山の麓で出会った大男に再び会うために同じ道程を行く男。
・土着的で、虚実入り混じったようなストーリーがとても良かった。少し怖い。人間の後ろ暗い欲や目に見えないはずものを見てしまったような感じ。