超かぐや姫!
監督 山下清悟
脚本 夏生さえり 山下清悟
アニメーション 映画 2026
https://youtu.be/RBZr5aT0qjc?si=tWX5KaqnSHshefGq
https://www.netflix.com/title/81756595
Netflix映画『超かぐや姫!』公式サイト
CMのワールドイズマインのRemixに一目惚れして見ると決めた作品。
matsuzen.iconネトフリアンチだったけどしぶしぶ契約して見てみたらほんとすごい作品でもう喰らった。
最初はいわゆる平成オタクバズ狙いの良くあるアニメ作品の類かと思いながら見てて、実際何処か見たことあるありきたりな設定や展開、曲がふんだんにまぶされていたけど、見進めるにつれてそれを塗り替えるくらいに濃密なストーリとメッセージが展開されて久々にすごい作品を見たという感想。
レディ・プレイヤー1』とかサマーウォーズとかで示されるようないわゆる昔ながらのメタバース像にそこで活躍するアイドルがバーチャルYouTuberとして表現されていて、ある意味平成のネット空間が舞台のアニメ作品の解像度が高まり、寄りリアリティのある没入感の高い体験になったような感覚(現実側が近づいたという部分もあるが)。
またこれと同時に、連発してまだ世の中に浸透する前の平成ボーカロイド曲のカバーとかそのころの文化を作った人たちが作る曲が、映画内でも劇中歌として使われたというのがこの感覚の後押し要素として大きい部分がある。最近よく見るメディアミックスのやり方やね。
https://youtu.be/f7zTgwIDyVU?si=IUlXR2B6FEQNliaa
あと映像表現がめちゃくちゃ綺麗やった。多分ふんだんにCG使ってるんだろうけど、CG特有ののっぺりしたスムーズな動きの表現があまり無くて綺麗やった。あとこまごまとしたところでのイースターエッグ的な表現があってよかった。卒業ライブでのチート使用シーンとか。
前半は映像美と音楽でしっかり引き込みつつ、後半を竹取物語の物語構造をそのままなぞることで確定したバットエンドを一旦なぞりつつ、平成アニメのループ要素で竹取物語の構造を壊さずハッピーエンドに持って行く物語構造は少し急展開な部分があったけど良かった。途中で普通に終わりかと思ったらまだ30分くらい残ってた、あんな感じの演出は結構好きだしネトフリとかの配信形式でテンプレ化されてるからことできる形でおもろかったね。
しっかりメッセージ性も竹取物語の持つ束縛からの解放と自由のテーマを持たせつつ、主人公の目標と本作の持つ物語構造で竹取物語を壊さずあきらめずにやり続けるという創作活動へのメッセージが形になっていて良かった。同時に筆を折った人にとってはかなりつらいメッセージの表現になっていて苦しそうだなという印象も持った。それだけ強度の高い表現と作品性を持ってると思う。
創作を続けている人にとっては後押しになる作品だろうけど、一回辞めた人にとってはある種の敗北感みたいなのを大きく感じるだろうなと感じた。
これに関しては現在のストリーマー文化やその構造に隠れる競争構造が物語を構成する主題になっているという部分があるだろうなと感じた(ファン数のランキング等の部分)。こうなる部分に関して、単にストーリーだけじゃなく彩葉が才能や能力に関しては100点の人物という設定の部分もあると思う(もちろん本人の努力や親から受けてきた教育による側面も強いと思うが)。
総評としてまとめると、映像や音楽はめちゃくちゃよかったし、ストーリーも飲みやすくやつ意外性も合って良かった。ただ正直2時間半で詰め込むよりかはアニメシリーズにしてしっかりとそれぞれのキャラや世界観、ライブやストーリーの奥まで表現してほしかったなという気持ちもある。
あとメルトが本編で歌われるのかなと思ったけどエンドロールで流れるだけだったのが少し残念だった。
というかもっといっぱい音楽流してほしかった。
https://youtu.be/enzi3ZZmFoE?si=H08KdYT2o3p_US1W
これ本当に良かった。
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