メディア
メディウムの複数形
媒体、媒介、中間といった意味もある
マーシャル・マクルーハンはメディアはメッセージであるとし、メディアそのものもメッセージを持っているとしている。
メディア論の始まり
マーシャル・マクルーハンによるメディア論の展開
メディアはメッセージである→メディアの「内容」よりもメディア自体にメッセージがある
例えば事件のニュースをテレビで知るか、インフルエンサーのツイートで知るかで印象は変わる(マクルーハンはネットなどが無かった時代にこれを予言していた)
→テレビが社会に影響を与える例を考えると、テレビが各家庭に行き渡り、内容について関係なしに、誰もが同じ内容を同じ時間に見ることができる、その特性こそメッセージとして考える必要がある。
身体の拡張としてのメディア
ありとあらゆるメディアは人間のなんらかの心的ないし身体的な能力の拡張である。
車輪というメディアは足の能力の拡張である
テレビは人の目の能力を拡張したと言える(目に見えない範囲の物事を目で見ることができる)
服は皮膚の拡張と言える
文学作品は精神面や心身の拡張と言える(自分1人では体験できない体験を心理的に体験することができる)
→メディアは人の能力を拡張し、コミュニケーションの形を変容させる。現代は個人と公衆の境目が曖昧になった、情報と伝達の時代といえる。