設題:病んだ心、傷ついた心を援助する際に心掛けたいことについて自らの考えを述べよ。
書き込みした方はこちらのwikiに
設題:病んだ心、傷ついた心を援助する際に心掛けたいことについて自らの考えを述べよ。
設題:病んだ心、傷ついた心を援助する際に心掛けたいことについて自らの考えを述べよ。
https://gyazo.com/f01275adbccdd9c2fff80c0416d02f5f
点数しかフィードバックされないので、どこが悪かったか分かんないのが残念だよね。
ただ救いは、SR履修だったため、スクーリング(S)の受講のあと、家でレポート(R)を書いて提出したので、ログが残っていること。みんなで内容を検討することができる。残念なことに、講義の資料を引っ越しで紛失してしまったのだけれど。
S履修だとスクーリング(S)行って、当日にテストを書かされて、点数しか帰ってこないので(せめて答案返してくれ)、何を修正したらいいのかすら分からないというアホなことになってます。いい加減制度を見直すべき。
アイデンティティの心理学 (講談社現代新書) 新書 – 1990/9/17
鑪 幹八郎 (著)
このあたりの本が下地の講義だったから、それを前提で書かないとだめだったのかなと思っている。でも、根拠が足りないように思える。少なくとも、授業ではなぜそれが正しいといえるのかというところに全く踏み込めていないように思えたので、自分がそうは思っていないことを書くことは躊躇われた。
このレポートでは不登校にテーマを絞って、病んだ心を援助する際に心掛けたいことを述べる。とりわけ自分の志す中高の教師に援助者として求められることを考察する。 その一、援助者は自分の役割を意識して何をすべきかを考えるべきである。不登校の生徒を援助するならば、まず担任の先生が不登校の生徒の家に行って当人や親に事情をきくなりして状況の整理を図るべきである。不登校が一度定着してしまってからでは、不登校のきっかけが何であれ心理的に登校への負担は重くなってしまう。もし不登校の原因が明確ならば対応が取りやすい。例えばいじめが原因であればいじめの鎮静化に取り組むことであるし、学業上のつまずきであれば補習の時間などを設けて対応すればよい。しかし、原因が分からない場合が大半であり、そういうときは経過をみながら定期的に継続的に対応していく必要がある。学校のカウンセラーとも連携し、対応しきれない部分をカバーしてもらうことも必要である。生徒の状況を判断するために、児童精神医学などの知識をつけることも重要であるが付け焼刃なカウンセリング知識などを振り回すのは危険だ。教師としての役割をしっかり体現し、生徒の信用を得ることができているかといった自分の役割を意識した学習こそ疎かにしてはいけない。また問題のある学級の対応に追われていると知らずのうちに自身の心に負荷をかけすぎてしまうこともある。援助者は影響を与え与えられるものだという基礎に立ち返り自身のこころを見つめることを忘れないようにすべきだ。 その二、自分の役割では対応しきれないことを認識し、不登校の生徒の親や学校のカウンセラーにも協力を依頼し、他の先生などからは常日頃の対応などを学ぶ。場合によっては精神科の受診を勧めたり、引きこもり支援の団体を紹介するなど措置を必要とすることもある。家族関係において共依存などにより本人の自律的意志が疎外され退行を起こしていることもあり、教師は本人だけでなく親とも対話をする必要があり、親にも今後の対応について勉強を促していくことが重要である。 その三、本人に対して伝えるべきメッセージは「学校に行きたくなければ無理していかなくてもいいよ」という風に断定をさけ、親に対しても固定的な観念で子どもに圧力をかけることを辞めるように言うのがよい。①家にいる②通信教育・家庭教師③フリースクール④学習塾⑤転校⑥留学⑦カウンセリングなど学校に行かなくても色々な選択肢があることをつげ、親子と時間をかけて自律して生きる力を養っていける道を探っていくことが大事である。 その四、不登校において「社会性のない非行」や「葛藤の少ない不登校」は特に注意が必要である。登校への道筋よりもより当人が元気に生活できる在り方を模索していくことが重要になってくる。非行な生徒であっても卒業後に社会において就職などで他者と関わっていける人は自分が取り組んだことが社会において承認され、それに生きがいを感じるというサイクルを回していくことができるが、努力が報われた経験なしに、最初から世の中の在り方に無関心だったり醒めてしまっている人は、単なる対話やカウンセリングによる介入で行動の変容を促していくのは難しい。同級生や友人などとの交流など社会的な体験を通じてそういったニヒリズムを克服することが望ましい。
その五、不登校への介入はネットワークで捉えるとよい。地域や学校との関係を切らず、維持し、育んでいくイメージであり、とりわけ学校が担うべき責任が大きいことを意識する。本人を元気にし、関係を育むという目標の実現や問題解決や軽減に向けて①促進要因②抑制要因③維持要因に分け、行動分析的な介入をする。思い付きなど行き当たりばったりで無責任な対応をしないことが大切である。(1559文字) 参考文献
田嶋誠一『現実に介入しながら心に関わる 多面的援助アプローチと臨床の知恵』金剛出版 2009年
阿部伸一『「不登校」は天才の卵 学校に行かない7つの選択肢』宝島社 2016年
竹中哲夫『ひきこもり支援論』明石書店2010年
齊藤万比古『不登校の児童・思春期 精神医学』金剛出版 2006年
井上麻紀『教師の心が折れるとき:教員のメンタルヘルス 実態と予防・対処法』大月書店 2015年
大変点数の悪かったレポートでした。そのうち、#教育をまなぶ会 でどうして点数が悪かったかを考察する会やります。
教員やカウンセラー同士のコミュニケーション基盤としてSlackなどを使えば、特定の時間しかいないカウンセラーに対しても定期的なコミュニケーションが実現できるのではないか。チーム学校の議論も、地域の人との交流を進めていくことが重要であるが、対面を重要視しすぎると、PTAの会議などでわざわざ仕事を休まないといけないということが起きてしまう。 学校におけるPTAの会議もログを共有できるように録画して共有するべきではないか。 通信教育の場合、このようなレポートを出しても点数しか返って来ないので、そこからの学びが深まらないということがある。そういうとき、オンライン勉強会で、俺に教えて会をすることで、自分の間違いを集合知で解決していくことが可能なのではないか。