「やばいこと」を伝える技術
やばいことを伝えるコミュニケーションで失敗するパターン
伝える側の態度が悪い
伝えるが、伝えるべき内容を間違えている
伝え方が不適切で誤解を生む
伝えるつもりはあるが、相手の拡大解釈や誤解を恐れて部分的にしか伝えない
リスクがゼロ、もしくは低いと考えて伝えない
リスクが高いと考え、あえて伝えない
日本のコミュニケーションでのトラブルはコミュニケーションの問題だけで片付けられない
イギリスやドイツのリスクコミュニケーションをそのまま適用できない場面に遭遇しがち、とのこと。
日本人の感性や日本社会が関係している
日本語には「安心」という言葉がある
英語に対応する言葉はない。
日本人のいう「安心」は、客観的な安全(Safe)を心で感じた状態を指す。
伝え方の改善
「そんなことはない」「そんなはずはない」を「あなたのおっしゃっていることは正しいと思いますが、私の中に腑に落ちないことがあります。少々時間をいただいて確認したいと思います。」に変更
「のちほどご説明します」を「今は時間が限られているので説明ができませんが、〜〜に改めてご説明する時間を頂戴できますか」に変更
「可能性は否定できない」を「科学では100%安全とは言い切れないのですが、個人的には安心して良いと解釈しています」に変更
「でもね」を「確かにそうだ。ただ、こういう考え方もあると思う」
「そうなの?大変だな」を「そうだったんだ。それは大変な経験をされましたね」に変更
「〜〜をされると迷惑だ」を「〜〜は約束と違いました。それにより別の方への説明が遅れ、迷惑をかけてしまいました」に変更
「なんで〜〜してくれなかったの?困る」を「〜〜がなかったので、〜〜できませんでした。それにより、〜〜が発生しました。次から〜〜していただけますか。」に変更
「ありえない」を「確かにそういう見方もありますね。不勉強でした。詳しく説明していただけますか?」に変更