百聞は一見にしかず
ずいぶん前に読んだ本の中に画家のピカソのエピソードが書かれていた。ある人が「これが私の妻です」と言ってピカソに写真を見せた。じっと見ていたピカソは、「ずいぶん平べったい人ですね」と言ったという。
私たちは写真を見て、写っている人を頭のなかで立体的に作り替えて人物を想像する。私たちが写真を見せるときには、相手も同じ想像力を使うという前提がある。しかし、ピカソのエピソードは、そうした前提が成り立たないことがあることを示している。
家の前に池があり、空には月が出て鳥が飛んでいるという話を住民にして絵を描いてもらうと、それぞれの人の絵はかなり違うものになる。
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同じテキストでも、人それぞれ想像するものはかなり違う可能性がある
情報を伝えた側・受けた側は認識が異なることに気づかないこともありそう
マニュアル作るなら動画にすべし