イシューからはじめよ
やるべきことは、100分の1になる!
〈圧倒的に生産性の高い人〉に共通する問題設定&解決法
「イシュー」とは、「2つ以上の集団の間で決着のついていない問題」であり「根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題」の両方の条件を満たすもの。
あなたが「問題だ」と思っていることは、そのほとんどが、「いま、この局面でケリをつけるべき問題=イシュー」ではない。
本当に価値のある仕事をしたいなら、本当に世の中に変化を興したいなら、この「イシュー」を見極めることが最初のステップになる。
masuyama13.icon この本を読む目的・この本から得たいこと
イシューとは何か知る
「2つ以上の集団の間で決着のついていない問題」であり「根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題」の両方の条件を満たすもの。
イシューの見極め方を知る
イシュー度が高いか
自分にとってこの問題に答えを出す必要性の高さ
答えが出せるもの、白黒はっきりつけられるものか
明確な仮説を立てられるか
イシューと仮説を「言葉」として表現することにこだわる
問題と言われることが100あるうち、今答えを出すべき問題は2つか3つ
そのうち答えが出せるものは半分。つまりイシューは1%しかない
大きなイシューは「答えを出せるサイズ」に分解する
ダブりもモレもなく
本質的に意味のあるかたまりで
イシューの解き方のヒント
生産性を高める方法を知る
回転率とスピードを重視する
いくつもの手法をもち、一つに固執しない
メモ
悩まない、悩んでいるヒマがあれば考える
悩む = 答えが出ない
考える = 答えが出る
パーソナルな問題を除いて、悩むことには一切意味がない
10分考えて埒が明かないのであれば、悩んでいる可能性が高い
常識を捨てる
「問題を解く」より「問題を見極める」
「解の質を上げる」より「イシューの質を上げる」
「知れば知るほど知恵が湧く」より「知り過ぎるとバカになる」
「1つひとつを速くやる」より「やることを削る」
「数字のケタ数にこだわる」より「答えが出せるかにこだわる」
「生産性」の定義
どれだけのインプット(投下した労力と時間)で、どれだけのアウトプット(成果)を生み出せたか
バリューのある仕事とは、「イシュー度」と「解の質」がいずれも高いもの
イシュー(issue)の定義(以下の2つの条件を満たすもの)
2つ以上の集団の間で決着のついていない問題
根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題
イシュー度
自分にとってこの問題に答えを出す必要性の高さ
解の質
そのイシューに対してどこまで明確に答えを出せているかの度合い
「イシュー度」の低い仕事の価値はゼロに等しい
世の中にある「問題かもしれない」と言われることが100あるとしても、今答えを出すべき問題は2つか3つしかない
まず、イシュー度の高い問題に絞り込む
イシュー度の高い問題から取り組む
時間ベースではなくアウトプットベース
サラリーマンは時間ベース(労働者)
ビジネスパーソンはアウトプットにコミット(ワーカー)
自分の頭でものを考える
一次情報をつかみ、自分なりに感じることが重要
脳は脳自身が「意味がある」と思うことしか認知できない 具体的にイメージできるか
情報を噛みしめる
イシューを見極める
本当に解くべき問題かをまず見極める
「これは何に答えを出すためのものなのか」というイシューを明確にしてから問題に取り組む
目的意識がブレないように
相談できる相手をもつ
「実際にインパクトがあるか」
仮説を立てる
「やってみないとわからない」はダメ
イシューと仮説を「言葉」として表現する(必ず!)
言葉にするのは訓練が必要
主語と動詞を入れたシンプルな文章にする
WHY より WHERE WHAT HOW
WHY には仮説が欠けている
よいイシューの3条件(図:位置No.546)
本質的な選択肢である
深い仮説がある
答えが出せる
イシューは動く標的
立場によって異なる
答えが出せる見込みがほとんどない問題に時間を割かない
イシュー特定のための情報収集
仮説を立てるためには
考えるための材料をざっくりと得る
一次情報に触れる
基本情報(世の中の常識・基本的なこと)をスキャンする
やり過ぎない・知り過ぎない
一度頭を休める
もう一度一次情報に触れ、見識のある人と議論する
イシュー特定の5つのアプローチ
1. 変数を削る
2. 視覚化する
3. 最終形からたどる
5. 極端な事例を考える
大きなイシューは「答えを出せるサイズ」に分解する
ダブりもモレもなく
本質的に意味のあるかたまりで
イシューを分解する「型」
WHERE:どのような領域を狙うべきか
WHAT:具体的にどのような勝ちパターンを築くべきか
HOW:具体的な取り組みをどのように実現していくべきか
「ダブりもモレもなく」という意味
フレームワークは万能じゃない
分析とは
比較してその違いを見ること
「限られた時間で、いかに本当にバリュー(価値)のあるアウトプットを効率的に生み出すか」というゲーム
「答えありき」ではない
仮説をフェアな姿勢で検証する
聞きまくれる相手がいるというのはスキルの一部だ
いくつもの手法をもつ
天才とは?
仲間の圧力に左右されない
問題の本質が何であるかをいつも見失わず、希望的観測に頼ることが少ない
物事を表すのに多くのやり方を持つ。一つの方法がうまくいかなければ、さっと他の方法に切り替える
固執しないこと
イシューに答えが出せるのならどんな方法でもよい
回転率とスピードを重視
丁寧にやり過ぎると、スピードだけでなく完成度まで落ちる
60%の完成度の分析を70%にするためにはそれまでの倍の時間がかかる
60%の完成度の状態で再度はじめから見直し、もう一度検証のサイクルを回すことで、80%の完成度にする半分の時間で80%を超える完成度に到達できる
コンプリートワーク
努力は評価されない
結果がすべて