考えてから作るか、作ってから考えるか
(2017/11/4)
学会でよく発表してるX氏という人がいるのだが、これまで私は彼の発表にあまり感心したことがなかった。しかし彼のブログを読んでみると色々良いことが書いてあり、根本思想は私に近いように思われた。何故ピンと来ないのか考えてみたのだが、
1. いろいろ熟考したうえでその思想にもとづいて開発している
2. しかし作ったものを広く公開してない
というあたりが自分と違うのかなと思った。システムを実感できないので共感できないわけである。
自分の場合は、
1. 何も考えずに開発する
2. 広く公開して意見を聞く
という方針が多い気がする。2. がうまくいけば、何故うまくいったのか / 何故駄目なのか / を後で考えることになる。X氏は評論家タイプだということなのだろうか。ブログなどを見るとそういう雰囲気は感じられる。 どういう作風にしようかとか考えてから作品を作る作曲家や画家はあまりいないだろう。作品を作りたいという衝動で行動した後で意味づけしたりされたりするのではないか。私はそちらが好きなのかもしれない。建築家や作家はいろいろ考えてから作品を作ってるのかもしれないけど。 まぁどういうタイプだとしても、インタフェースシステムは広く公開しないと面白くないと思う。