メディアとフェイクニュース
(2018/4/6)
世界思想社のPR誌「世界思想」の2018年春号に「メディア・リテラシー」の特集があって、津田大介氏その他が寄稿していたのだが、京大名誉教授の竹内洋氏の記事が面白かった。氏によると、メディアは全盛のときはフェイクでもなんでもやりたい放題なのだが、衰退すると「権威メディア」になるらしい。大昔新聞が全盛だったころは「羽織ゴロ」などと言われていたようにゴロツキがいい加減な記事を書きまくっていたそうだが、テレビが登場してマイナーな立場になると何故か真面目な「権威メディア」とみなされるようになったのだそうである。なので将来ネットが全盛になると意外にもテレビが真面目な権威メディアになる可能性があるのだそうだ。 確かに昔の新聞が伊藤律会見みたいな大嘘を平気で流してたのに比べると現在はまだマシなのかもしれない。今後どうなるのか楽しみである。 (追記 2019/12/31)
テレビが権威メディアになりつつある兆候は全然感じられない。竹内氏の予測はハズれるのだろうか?