自然なジェスチャインタフェースとは
(2020/4/4)
Donald Norman
と
Jacob Nielsen
が
Gestural Interfaces: A Step Backwards In Usability
という記事で最近のジェスチャインタフェースに苦言を呈している。iPhoneなどのメールアプリでは指の左右ドラッグで記事を削除できたりするが、他のアプリではそんな操作は効かないし、全体的に統一感が無くなってしまっているといったことである。iPhoneの音楽プレーヤで時刻スライダを下にドラッグすると微調整できたりするのもその類であろう。操作が全く想像できないうえに可逆的でもないから始末が悪い。
一方、私は「リストを左右にドラッグするとズーミングできる」という
LensBar
のような可逆的なズーミングインタフェースを提案しているのだが、普通のGUIユーザにとってはこのジェスチャも想像できないという問題がある。いったん何かが標準になってしまえば
イディオム
として記憶されるはずなのだが、そこまでたどり着く道のりは長そうである。
左右ドラッグでのズーミングは
ここ
などで体験できる。
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2020/4/4
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