グーテンベルク聖書の検索
(2014/5/1)
http://gyazo.com/02f55f00aca0f66a51ac1314e2ad0544.png
たとえば左上のこういう部分を読んでテキスト検索すればみつかる可能性があると思った。
http://gyazo.com/79df713730899aa76f8cdb7387320ca9.png
昔のドイツでよく使われていたフラクトゥールという字体でラテン語の聖書を印刷したものだろうと想像できたので、 フラクトゥールの表を参照しながらテキスト検索をしてみた。 http://gyazo.com/e397d00611d143d4aaff899c6cd00fbc.png
1行目は「et etattr sempre in templo lau」のように見えるのでググってみたが何もヒットしない。 「et erant semper in templo」でも駄目である。 30分ぐらい頑張っていろいろ試した結果、 「et erant temper in templo」で以下の本がGoogleBooksでヒットした! http://gyazo.com/72639fd029d3aa3e95472d75e8d64b98.png
どうやら「ルカ伝」を参照している本のようである。ルカ伝のラテン語テキストは普通に見付けることができたので、 ここでページ内検索すると 「et erant semper in templo laudantes et benedicentes Deum amen」 という文字列がみつかった。 あらためてもとの画像を見てみると間違いなさそうである。 家内が貰ってきたのは「ルカ伝」の最後から次の「ヨハネ伝」につながる部分だということが判明した! \(^o^)/ GoogleBooksは「semper」を「temper」と読み間違えていたようだが、 読み辛い古い文書をスキャンしてテキスト検索できるようにしているのはたいしたもので、 そのおかげでなんとか検索に成功したといえるだろう。
識者に聞く
Googleテキスト検索する
Google画像検索する
当事者に聞く
といった各種の検索技術を駆使すれば、いまどき相当なことが検索できるものだということなのだろう。 ふだんと一風異なる検索を試してみてなんとか成功したのはなかなか楽しかった。