テセウスの船
いくつかの立場で同一性について主張できてしまって感覚的に選べないので「選べない」が答え。
同一性は支える論理が必要で、場面や立場で変わる。
「同じである」には裏に論理がある。なので「同じ」はどの枠組みで使うかで意味が変わる。
例えば
私の買ったプラモデルと彼の買ったプラモデルは一緒か?
立場と判断
物理的には違う
在庫としては製品は同じ
生産管理としてはロットが違う
これらは、矛盾せずに同時に成り立つ。扱う側面や枠組みが異なるから。
なので、文脈を指定せずに同じか?という問いは下に言い換えられる
それはどういう枠組みで捉えることを大切にしているか?
優先しているか?
最初に思いつくか?
さて、テセウスの船について
残念ながら思い入れがない
そして、捉え方は複数思いついてしまう。わりと瞬時に。
なので、順番や軽重を確認できない。
同じであり異なると矛盾せずに感じる。
似た話題
スワンプマン問題や量子テレポーテーション
質問対象が自分になるため思い入れがあり回答が変わる。
物理状態的には位置を除いて同じ。
ただし位置が異なり環境との相互作用を考えたら時間発展が異なる。
これを外から捉えれば、異なる存在であると主張する気がする。
特にスワンプマン問題は雷前後で物質が2つあるため、別だと感じる。
自分の問題で主観が話題になる
テレポーテーションの前後で一貫性を疑わないか? になる
やらないとわからない
けど、重要視するのは記憶と作用の日常性
二人の記憶を比較すると、前後での連続性について違いがある。
場所や雷やテレポーテーションのイベントログを参照できる。
これを受けて連続性を認めるかが同一性を指示する。
テレポーテーションは再現性あるテクノロージーだとすると、特殊な出来事と捉えずに済み同じ人物であると感じるかもしれない。
スワンプマンは超常現象で特殊であり再現性を感じないだろう。また自分と同じ状態の何かが沼に沈む記憶を持ち分岐を知っている。
ひとつは同一だと自認しつつ変わったと強く感じるだろう。または、コピーを自覚し違和感に固執して崩れるだろう。
どちらにせよイベントにより自然な変化超えたと自覚するし、周囲にも映るだろう。
以前の人と同じ人ではあるが物理的には異なり、おそらく超常現象前には想定できないような心理的な変化が起きる。
分霊
日本は魂を火みたいに捉えてる
要文献
人魂、分霊
分霊しても同一と捉える
一方で識別も成り立つ
結局は観点
同一性、識別可能性は共存する
識別する空間から等価に扱う空間への射影は作れる
同じ素粒子ですら時間も評価に含めれば識別される
経験
時間は特別
時間に関わる何かを無視するような射影は特別な同一性になる
追加の問い
時間逆行するような素粒子があって将来衝突して消える粒子・反粒子ペアは現在の時点で同一と呼ぶか?
歴史やストーリーが大事
なんか別の話
全く同じはレベルというか意味合いなんだやね。だから立場や捉え方で変わる。
そして立場や捉え方は共存するし、解決できることによって有用・無用が出てくる。
その解決する事には「思考してる人が納得する」みたいなものも含まれるから曖昧になる。
ただし大雑把に、外界の予想・操作、他者との情報共有、共感、個人の納得、という他者との共有可能性で4段階ほどあり得る。