カウンターパーティリスク
カウンターパーティリスクは、広義には、信用リスクに含まれる概念で、取引の相手方(カウンターパーティ)が破綻するなどして、契約が履行されずに損失を被るリスクをいいます。これは、デリバティブ取引や外国為替取引などのカウンターパーティが契約満期前に経営面で行き詰まり、契約上定められた支払いが履行されないリスクのことを指します。
カウンターパーティ
カウンターパーティー(Counterparty)は、元々(英語)の意味では、契約相手や取引先企業のことをいいます。これは、金融業界においては、外国為替取引やデリバティブ取引などの相手方の金融機関(取引相手)のことを指します。
一般に外国為替取引やデリバティブ取引などの相対取引では、取引所を介さずに直接相手方と取引するため、相手方の信用度をランク付けして、信用できる相手方とだけ、一定の制限を設けて取引が行われます。また、相対取引において、取引の相手方の事情により、契約上の取引が完結しないリスクのことを「カウンターパーティーリスク」と言います。
なお、外国為替証拠金取引(FX)においては、FX取引業者が個人投資家や企業などとの日々の取引リスク(為替リスク)をカバーする先である金融機関を「カウンターパーティー」と言うこともあります。