文章が書けません
質問
文章が書けません
解答
私も書けません。なので今書いているもの、書かなきゃならないものに全く使えなくても、言葉がひとつでも思い浮かんだ時は奇跡だと思ってメモをとります。書き出したものは必要な時に出てきやすいからです(つづく)
デフォルトでは文章が書けないなら、奇跡が起きてない状態では、ほとんど言葉の話し始めのレベルに戻ります。つまり二語文です。「アタマ 痛い」「文章 書けない」というレベルの言葉で、書きたいこと(WTW:want to write)と書くべきこと(MTW:must to write)を順不同で書き出します。
そうして書き出したものを、関係ありそうなものを線で結んでいきます。この段階では順序をつけるより、連結や分類をやってます。線で結んでいるうちに、書き足したいことがでてくるので、これも二語文で書き出し、更に線で結んでいきます。
ある程度、線で結び終えたら、結びつきがどんな関係かを線に添って書いていきます。要するに『問題解決大全』で紹介したコンセプトマップなんですが、書きたいものと書くべきものが図解できれば、後はこれを言葉に翻訳していきます。いきなり文章化はきついなら、口頭説明→音声入力がいいです。 こうして、まがりなりにも(化け物のようなものかもしれませんが)言葉の塊ができあがります。あとはこれを添削していきます。文章を書くのに0→1が最も難しく、できそこないの書き物であっても、これを改善する方が容易です。
ここでの添削は、上手な文章に直していく、というより、言葉の塊の中から、自分が言いたかったものを見つけていく作業です。「これは!」という箇所や、「これなに?」というところに下線を引くところから始めましょう。線を引いたものを集めて、これで何が言いたかったのかを、もう一度、言語化します
自分の経験では、コンセプト・マップ→口頭説明や、言葉の塊→下線引き→口頭説明といった、〈表現形態〉を変換する際に、自分の思考のようなものが宿る気がします。 文献