就活で失敗したり精神的病にてメンタルを崩し早三年
質問
就活で失敗したり精神的病にてメンタルを崩し早三年
やりたいこともなく好きなこともなく
弟は東大生そして海外の大企業へ
昔から優秀すぎる弟と自分を比べて劣等感を感じ、人間の才能の差を羨みました。
凡人以下の自分は人間関係で失敗し、就活も失敗し、メンタルも弱いです。
このまま時間だけが過ぎて、人生最後の時に虚しさを感じるんだと思うと絶望します
そのうち自己啓発本ばかり読むようになり人生をハックするという虚無を信じたり、占いを信じたり、頭の良くなるサプリを飲んだり、セミナーに参加したり
結局は人生成功するかは運だというのが分かりました。
でも何か変えたくて、人生を変える方法を模索して模索してここに辿り着きました。
解答
ほとんどすべてに「そうじゃない」と言いたいマシュマロですが、たくさん書いても溢れてしまいそうなので、ひとつだけ。
人生は変えるものではなく、続けるものです。
人生が変わるとしたら、変えられるとしたら、何かを続けてきた人がその果てに達成できるものです。
人生を、なにか自動的に続いていくかのように語ることができるのは、誰かがその継続を支えてくれているからです。
しかし誰かに続けさせてもらっているかぎり、当然ながら、あなたの人生はあなたにはどうすることもできません。
逆に言えば、あなたが自分の人生を引き受けた分だけ、人生を変える余地が生まれます。
取るべき戦略方針としては、自分のコントロールできる領域を少しずつでも増やしていくことで、自分の人生を少しずつ取り戻すことになります。
当然ですが簡単なところから、そして自分に近いところから取り掛かった方がよいでしょう。
ちなみに「心」は自分で直接コントロールできるものではないので後回しです。
「続ける」ことに注目するならば、第一に手を付けるべきは、自分の習慣です。
『独学大全』でも触れたように、規則正しい生活習慣は、新しい習慣を「植えつける」ことができる「苗床」です。まずはこの苗床をつくることから始めましょう。
「毎朝決まった時間に起きる」ことができれば良いですが、これはこれまでの睡眠負債や眠りの質などに左右されます。
より手前から取り組むのなら、状況にまだ左右されにくい「毎日決まった時間に床に入る」あたりから始めることになります。
場合によっては、これさえも最初は難しいかもしれません。いろいろ理由をつけて言い訳して、決まった時間に寝ようとしないかもしれません。「こんなつまらないことが何になるのか?」といった考えも浮かんでくるかもしれません。
しかしこのタスクは、自分に対するコントロールできる領域を拡大する第一歩であることをよく思い出してください。
「負け」がこむと一発逆転を狙いたくなるのは、ヒトという生物の仕様ですが、この仕様は知れ渡っているので簡単にハックされます。
誰かに丸抱えされ「一発逆転」の誘惑に負け、誰かの養分にされる人生は、こんなささやかな一歩からしか変えることができません。
この後のことは、次の回答が参考になるかもしれません。