「批評の手引書」を探しています。そこで、おすすめの本があれば教えてください
質問
こんにちは。いつも楽しくブログやツイッターを拝見しています。
私は、小説を読んだり、アニメを見たりするのが好きです。しかし、面白い作品に出会った時に、「どこが面白かったのか」「なぜ面白かったのか」を分析・出力できずに、ただ「面白かった」で済ませてしまうことがよくあります。
できれば私も書評やアニメ批評の専門家のように、深く作品を味わい、人に面白さを伝えられるようになりたいと思っています。
さて、質問です。私は上記の理由から「批評の手引書」を探しています。そこで、おすすめの本があれば教えてください。
解答
書評やアニメ批評が深く作品を味わい面白さを伝えられているかはさておき
頻出のご質問ですが、真面目に言うと現代文のちゃんとした問題集をやるのが一番です。
例えば先日挙げた『現代文解釈の基礎』の前半、文学的な文章を読む部分は、欠くべからぬ基礎を与えてくれます。ここでの基礎的な「読み方」をひっくり返すだけで、最低限書き手が行わなければならない「書き方」が何かも分かるので創作クラスターも必見です。
批評について学ぶのはその次です。物語の細部を取り扱う最低限のスキルがないと、どうにもならないからです。批評の1冊目には『批評理論入門―『フランケンシュタイン』解剖講義』(中公新書)がよいでしょう。
ディキンソン『文学の学び方―付/論文・レポートの書き方』は、読み方(何をどこから読み取るのか)からノートのとり方、まとめ方まで手取り足取り教えてくれます。
アニメ批評については寡聞にしてご紹介できるものをしりませんので、集合知を募ることにいたしましょう。
(次のスレッドや引用ツイートを御覧ください)
https://twitter.com/kurubushi_rm/status/1162996444753588225
https://twitter.com/search?q=url%3A1162996444753588225&src=typed_query
(上のスレッド、引用ツイートで挙がった文献)
藤津亮太「アニメの門」、『ぼくらがアニメを見る理由ーー2010年代アニメ時評』
PLANETS/第二次惑星開発委員会 『現代アニメ「超」講義』
『アニメ制作者たちの方法 21世紀のアニメ表現論入門』 (Next Creator Book) フィルムアート社
ゴックシク他/著『映画で実践! アカデミック・ライティング』 小鳥遊書房 2019
岡本 健『ゾンビ学』