50歳をすぎて、フランス語を独学したいと考えています
質問
50歳をすぎて、フランス語を独学したいと考えています。小説だったり哲学書だったり、翻訳もいいのですが、ぜひ原文とも照らし合わせて、読んでみたいのです。
そのための教材を探していますが、入門書にありがちな、日常会話や旅行会話が煩わしいです。独学大全も初版を持っていて、白水社のニューエクスプレスプラス フランス語も見てみましたが、会話中心の構成がどうしても好きになれません。
あくまでも読解につながる基本文法を学び、あとは基本例文を音声とともに徹底反復するような教材が理想です。
(『英語のハノン』フランス語版があるといいですね)
語学経験としては、英語は『テオリア』2冊目レベル。スペイン語は、現地スポーツ紙のWebサイトでサッカーニュースを楽しんでいるレベルです。
ぜひフランス語入門から、読解につながるまでの教材をご紹介いただけますか。よろしくお願いします。
解答
比較的近い使い方ができるのは
『声に出すフランス語 即答練習ドリル 初級編』
でしょうか。
他に『声に出すフランス語 即答練習ドリル 中級編』や、より易しい『はじめての声に出すフランス語』もあります。
昔は『仏文和訳の実際』を一冊やれば読めるようになると言ったのですが
これは解説がほとんどないので文法書と辞書と動詞活用表を片手に独学することになります。大量の文章に挑むタイプの本です。
急な坂道を駆け上ることになりますが、近道ではあります。
まずは641問ある基礎編の短文を復文するとよいでしょう。
もう少し普通の人向けには
フランス語を読む入り口として『やさしい仏文解釈』を。
実際のフランス語を読む注意点については
『フランス語を読むために—80のキー・ポイント』を。
更に深めるなら
『フランス語解釈法』を。