創作に憧れるのですが、実際につくるとなるとアイディアが沸きません
質問
創作に憧れるのですが、実際につくるとなるとアイディアが沸きません。 例えばプログラミングでいうと入門書の内容は理解できていると思うのですが、作りたいあった場合その知識をどう組み合わせれば完成するのかや、そもそも作りたいものが思いつきません。 小説や音楽など様々なジャンルの創作活動にも憧れチャレンジしてみたのですが、何をつくるのかという段になるととたんにダメになってしまいます。このような場合はどのようにすればよいのでしょうか。お教えいただけるとありがたいです。 解答
若木民喜さんという漫画家さんの場合ですが、大好きなマンガ(『めぞん一刻』)が連載終了した時、「これからどうやって生きたら……。そうか自分が続きを描けばいいんだ!」というのが創作のきっかけだったそうです。 少し解説すると、(1)創作には先行する他の創作物があること、そして(2)読みたいものがない(この場合は今後ない)という欠落が契機となっていること、がポイントかと思います。
創作意欲は欲であり、字のごとく何か「欠けていること」によって駆動されます。 そして欠けているのが分かるためには、何もない状態では駄目で、多くの創作物が存在しているからこそ、その欠落に気づくことができるのだと、思います。
若木さんのケースは、深く愛した創作物があったが故に強く、その欠落を感じたことがその契機となったのだと思います。(他にも好きすぎて『めぞん一刻』を模写してきたことが、創作のための技術を培っていたこともあったようです)。