今回質問したいことは、働く大人が初等教育から学ぶためのヒントです
質問
独学で検索していて読書猿さんのブログを知り何度も助けていただきました、たくさんの感謝を申しあげたいのですがここでは手短に終わらせたいと思います
今回質問したいことは、働く大人が初等教育から学ぶためのヒントです 。妹(26)が出産を機に私(28)を頼ってくれたのですが、育児書を読もうにも長い文章や漢字が読めず、ネット検索も覚束ないという状況です。(例えば、授乳を「ジニウ」と思っていたなど) 私達の育った環境は深夜のドンキや□□□□の託児所のようなところで、両親は勉強すると心が冷たくなるという考えでした。そのためかなり教育に偏りがあったと思います。 (私は早々に社会人となり、読書猿さんのブログと出会い、また駅で隣に哲学書の編集者が座っていたなど数々の幸運を経てたくさんの本に叡智に辿り着き、転職を経て生きるために十分な収入を得るまでに至りました) ネット上で読解力の低下を嘆くニュースを多く目にしますが、私達姉妹の置かれていた環境からすると、他の方々はその素晴らしい読解力をどうやって得られたのか不思議なくらいです。 外に出るには厚い壁があります 私はがむしゃらに本を読み、いま思うと周り道を多くしすぎましたが、妹がこの壁を越える、破るためのヒントを与えてくれる本やキーワードはないでしょうか。 私は妹が現状を変えて学びたいと思った事がたまらなく嬉しいのです。 解答
まず手にしていただきたいのは国語辞典です。読めない字を手書き入力できるスマホのアプリ版もよいです。説明の中に分からない言葉があっても調べやすいのと、スマホならいつも手元にあるので引きやすいので。 子供の頃に読んだので、残念ながらお名前を忘れてしまったのですが、ある漫画家の方は、家出同然で実家を離れて上京したとき、画材の他にたった一冊持ってきた国語辞典が、その後創作を続けプロになった後も、自分の百科事典となり先生となって何度も助けてくれたと語っていました。 国語辞典は言葉の意味だけでなく、あらゆる分野の知識をまとめて集めた本です。それぞれの項目はとても短いので、少しの時間があれば、また読むのが得意でなくても、読むことができます。分からない言葉を引くだけでなく、1分でも時間ができたら国語辞典を読書してください。
スキマ時間の国語辞典読みを半年もやれば、相当の実力がつきます。
学研の「まんが攻略BON!」シリーズ、たとえば
ここまで来たら、赤木かん子『調べ学習の基礎の基礎』という本をどうぞ。図書館をを使いこなし、味方につけるための本です。これからの妹さんにきっと役立つ思います。 追伸
読書猿を見つけていただき、ありがとうございます。
以前スゴ本ブログのDainさんに「ネットで自分で探しものができるような人はいずれ読書猿さんにたどり着く。でも本当に必要としている人はそれができない人だ」と言われたことがあります。
がむしゃらに本を読んできたあなたがいてくれたから、妹さんにつながることができました。
あなたと隣り合わせた、あなたを本の世界へ導いてくれた方にも感謝を。