セクシャルマイノリティの当事者の大学生です。セクシャルマイノリティについて学びたい気持ちがあります
質問
セクシャルマイノリティの当事者の大学生です。セクシャルマイノリティについて学びたい気持ちがあります。ですが同時に、学ぶことが怖いという気持ちもあります。twitterでLGBTの話題を読むだけでも不安になるというか、心がざわつくのに(うまく表現できなくてすみません)、勉強したらより自分を苦しめるのではないか・・・。それに学問として、冷静な・客観的な態度で取り組める自信もありません。
しかし自分の人生をどう振り返っても、これ以上に「関心がある」分野を見つけられないのも事実です。学びたい気持ちと、直面したくない気持ちの折り合いをどうつけたらいいのか、よかったらアドバイスをいただけるとうれしいです。
解答
知ることを正しく恐れておられるのであれば、なおさら学ぶべきだと考えます。
『独学大全』という本にも書きましたが、知ることは不可避です。
今知ることを遠ざけたとしても、今度はもっと違う形(大抵はよりひどい痛みを伴う形)で知る(むしろ思い知る)ことになります。
自ら学べば、直面することは同じでも、どのように(いつどんな形で)直面するかは、ある程度自分で決めることができます。
知ることは確かにあなたの心を傷つけるかもしれません。
しかし学ぶことはあなたの魂を守ります。