「楽しさ、面白さ」はどのような理屈で生み出されるのか
質問
「楽しさ、面白さ」はどのような理屈で生み出されるのか、どのようにすれば生み出せるのかを、空気を読むのが苦手な人間でも理解・習得できるように論理的に解説しているような書物は存在しますでしょうか?
夫が楽しい雰囲気、面白い雰囲気を作ることに長けていて、いつも彼のその才能に感謝し、賞賛しながら私には生み出すことの難しいその時間を有難く享受していたのですが、今日私がその雰囲気を作る努力をするべきだったらしい時間に場を白けさせてしまい、解散してから彼に「できないじゃなくまずはやってみな。そしたら悪い所教えてあげるから」と言われ、何から始めれば良いのか全く分からずにいます。目の前で超常現象が起きる魔法を使われたあと「見た通りにやればいいんだよ」と言われて原理が全く分からないような感覚です。
人間が作り出しているものである以上、原理は存在すると思うのですが、昔から国語の成績が良くなく、プログラミングするように明確に1か0かで教えてくれた方が分かりやすいのにと感じる私にとっては「楽しい、面白い雰囲気を作る努力」とは何からどのように始めれば良いのか見当もつきません。もしそれらを私のような者にも論理的に分かりやすく解説している書物が存在するのであれば、是非読みたいと思いマシュマロを送らせて頂きました。
なお、夫は感覚で習得し実践で技術を磨いていくフィーリングタイプで、「本なんか読んでる暇あったら実践した方がいい」という人なので書物のことを尋ねることはできません。むしろ「分からないことがあるならぼくが教えてあげるから何でも聞いて」という感じで、優しくてとても有難いのですが「まずはやってみな」の「まずは」が難しいことを理解してもらえません(やる気がないだけだと思われる)。
私は本を読むことであれば(誰にも迷惑をかける心配がないので)躊躇わずに行動できます。もしこの需要を満たすような書物をご存知であれば、教えて下さると幸いです。
長文失礼いたしました。
解答
桂枝雀 『らくごDE枝雀』ちくま文庫)をご紹介しましょう。この中で提唱されている「笑いの緊張緩和理論」はかなり抽象度の高いものですが、あなたが知りたい魔法の「原理」を説明してあります。 加えて、あなたの目的により近い実用書を紹介します。
一冊目はサブタイトルが、二冊目はタイトルとサブタイトルが、せっかくの内容を台無しにしていますが、「楽しさ、面白さ」を前にして真面目な人が陥りがちな「穴」から引き上げてくれると思います。
あと、以前他の方からいただいたマシュマロへのこちらの解答も参考になるかもしれません(参考文献も一部重複します)。