「他の人に比べて他者の指示が理解できない」という困難があり、なかなかこの困難は解決されません
質問
大人の発達障害当事者です。『ちょっとしたことでうまくいく発達障害の人が上手に働くための本』と『問題解決大全』とても良かったです。ありがとうございます。 その上で質問なのですが、
僕は「他の人に比べて他者の指示が理解できない」という困難があり、以下のようなことをしてみました。それでもなかなかこの困難は解決されません。
努力の方法が間違っているでしょうか?
メモの工夫はメモのフォーマットを用意し、タイトル、日付、登場人物、タスク、人に頼むこと、などを強制的に記述するようにしました。このやり方で上手くいくこともあります。
しかし、人からの指示の中には、「この〇〇を××の形に置く」など紙に書くことが適さない指示も多く、うまく情報を整理できません。したがってメモの工夫ではどうもダメな気がします。
自分の課題は「人からの指示が理解できないこと」です。課題解決の優先度はとても高いです。
なぜ、自分は人からの指示が理解できないか?と考えた時に、「発達障害だから」がまず出てきました。発達障害そのものの除去の可変度はとても低いです。他に「指示が悪いから」という案も出てきましたが、「指示の仕方を変えてもらうこと」は他の人が理解できていることから考えると、同じく可変度はとても低いと思います。
ここで行き詰ってしまい、ミラクルクエスチョンを使い、もし自分が「指示を一発で理解できる頭のキレるひとだったら」という問いを立てました。
もし自分が頭のキレる指示の理解がいい人だったら何が変わってるだろうか?(指示の理解のいい人はどんなことをやっているだろうか?)と考えた時、
適度に運動をしている
指示を出す経験をたくさん積んでいる
などが出てきました。そこで今は上記の2つをなるべく多くこなそうと思っています。この努力の方向性というか考え方は合っているのでしょうか?或いは他にいいアイデアがあればご教示頂きたいです。
解答
ミラクル・クエスチョンにたどり着かれたこと、そしてそこから引き出された発見、どちらもお見事です。付け加えるなら、理解のいい人が実際にどうしているかを、観察したり質問して、取り入れられたらいいですね。