Quarto
URL: https://quarto.org/
Pandocシステムを利用したオープンソースの科学技術出版システム。開発はPosit社がサポートする。
R言語の他、PythonやJulia、Observableといった各種プログラミング言語が実行が可能で、PDFやhtmlなどの生成物にコード、実行結果を出力できる。入出力が一体化しているため、再現可能性研究のツールとして期待される。
Pandocの柔軟なフォーマット変換や、数式表示、参考文献などの機能をサポートしている
ファイル形式として.qmdが使われる
R Markdownに馴染んだユーザであればQuartoも簡単に使いこなすことができる(はず)。
R Markdownではバッククオートを3回続けてプログラムを記述したが、Quartoでも同様にプログラムの記述を行う。
ただしQuartoではコードチャンクと言わずにコードブロックという
チャンクオプションとしてコードの挙動を制御するための機能は実行オプションと呼ばれ、コードブロック内に記述するのではなくコードブロック内で宣言する形式をとる。この機能自体はknitr v1.35からR Markdownでも有効
ウェブページを出力することもできるため、distillの代わりとしても利用できる
生成物に関する設定は_quarto.ymlで書くことができる
code: rmd
`{r, eval=FALSE, echo=TRUE}
mtcars
`
これがQuartoでは以下のようになる。実行オプションの論理値はすべて小文字となるので注意。
code: qmd
`{r}
#| eval: false
#| echo: true
mtcars
`
ウェブサイトを生成するときの設定に関する情報
次のように設定することで、Open Graph Protocolが利用できる
code:_quarto.yml
website:
open-graph: true
参考URL
- Quartoを使ってみませんか uribo.icon